まがりなりにも会社を運営する側としては、なにより「経済システム」がどのような考え方で運営され、その中で企業がどのように活動し、税金を収めたり、雇用を創出したり、社会貢献したりと…その辺がとても気になります。優れた社会システムや政治システムがきちんと機能するためには、経済活動/経済システムが「変わらなきゃ」と強く感じているからです。
そのような話は詳しくこの本には書かれていなかったわけですが、「ワークライフバランス」が「個人」としてはもちろん、「社会」としても重要な点を再認識できました。
「ワーク・ライフ・バランス」もいいけど「ワーク・ソーシャル・バランス」の方が大事かな。
スウェーデンで出産を経験した人、スウェーデンの大学で学んだ人、スウェーデンで休養する人、このようなさまざまな生活と、深い専門的知識をリンクさせて、スウェーデン社会における、生から死に至る一生を通じた生活の話題から、社会の自律性を巡る論考を進めた一冊。
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