いしいしんじさんの「プラネタリムのふたご」に続き、
だまされるやさしさ、がポイントのお話。
こんなシンプルにまとまった話を映画にすると..どうなったんだろう。
ぼくは思いついた。認めるのはしゃくだけれど、ケリーアンを元気にするにはポビーとディンガンを見つけるしかない。そして、ぼくは行動を起こした。「妹が病気のため、日々弱っています。どうか手を貸してくれませんか!」はじめはみんなバカにしていたけど、そのうち、町のひとたちがほんとうに、本気でポビーとディンガンをさがしてくれた。幼い妹の架空の友だちを必死にさがしつづける一人の少年。求めたさきに見つけたものは、悲しい死だった。せつなくて、あたたかくて、いとおしい。やさしい涙をさそう世界一かわいくて、けなげな兄と妹の物語。
コメントを残す