いしいしんじさんは新潮クレスト好きとのこと。
きっと「遠い音」は「ぶらんこ乗り」や「絵描きの植田さん」に、
「素数の音楽」は「麦踏みクーツェ」につながるんだと思う。
3週間以上かけてゆっくり読んじゃいました。
1910年代が少し身近に感じることができるようになりました。
並行して読んでいる「舞踏会へ向かう三人の農夫」 も偶然そのころのお話。

音のない世界が、こんなにも豊かだったとは……。静寂の大地カナダで、戦争の世紀を生き抜いた聾唖の女性の半生を、実話をもとに力強く描いた感動作。