信仰とか世代を超えた関係って、彼女の作品によく描かれているテーマですが、それらがストレートに描かれてて..。生意気な表現で恐縮ですが、シンプルで完成度の高い作品だと思います。ただこのタイトルじゃない方がいいような気がしました。読めば納得感はあるのですが。

私、コウコと、ばあちゃん、さわちゃん。トイレへ行く他はほとんど寝たきりの少し呆けた祖母の心にあるものは…。現在と、祖母の若い日の物語が1章ごとに交代で同時進行する。