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彼の音楽は人智を超えた高みに到達している感がすごい。

アメリカのロックバンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」の創設メンバーであるブライアン・ウィルソンに密着した初のドキュメンタリー。 ホームビデオやレコーディング風景などのアーカイブ映像とともにブライアンの軌跡をたどるほか、3年間で70時間以上に及ぶインタビューを敢行し、プレッシャーにさいなまれて陥った薬物中毒、自由と金銭を奪われ続けた精神科医との関係、亡き兄弟との確執と愛情、そして音楽と家族によって人間的な復活を遂げたことなど、天才ソングライターが抱えていた悲しくも壮絶な真実が本人の言葉で明かされる。 さらに、ブライアンが元ローリング・ストーン誌の編集者ジェイソン・ファインとともに西海岸のゆかりの地をめぐる姿を追う。ブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョンら、そうそうたる顔ぶれのミュージシャンたちも登場し、ザ・ビーチ・ボーイズへの愛を語る。