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たくましくて、自由で、気高い。

殺処分ゼロの国トルコを舞台に、路上で生きる犬たちの視点から世界を捉えたドキュメンタリー。動物愛護に関する国民の意識が非常に高く、安楽死や野良犬の捕獲も違法とされているトルコ。イスタンブールでは犬たちが自由に街を歩き、人間との共存社会を築いている。自立心が強くいつも単独行動をしている犬ゼイティン、フレンドリーで街の人々に挨拶を欠かさない犬ナザール、そしてシリア難民に寄り添う子犬カルタル。2017年にトルコを旅した際に、主人公となる犬ゼイティンと出会ったエリザベス・ロー監督が、半年間にわたり犬たちに密着。犬の目線と同じローアングルで撮影し、彼らの視点を通して、人間社会が持つ様々な問題と愛に満ちた世界を映し出す。