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小川洋子さんのあとがきがまさに。

伯母が遺したLPの小さなキズ。針がとぶ一瞬の空白に、いつか、どこかで出会ったなつかしい人の記憶が降りてくる。遠い半島の雑貨屋。小さなホテルのクローク係。釣りの好きな女占い師…。ひそやかに響き合う、七つのストーリー。