umiuso

歴史の「跡」を追うフィールドワークはどうしてこんなに楽しいのでしょう。修験道や土着信仰となるとなおさら。
一晩で読み終えてしまいました。

ただただ無心に漏れ来る光の林よ
昭和の初め、人文地理学の研究者、秋野がやって来た南九州のとある島。山がちなその島の自然に魅せられた彼は、踏査に打ち込む――。歩き続けること、見つめ続けることによってしか、姿を現さない真実がある。著者渾身の書き下ろし小説。