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一気読み。まだ物語の序章。早く続きを読みたい。

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ロングセラー『月とコーヒー』に連なる
〈インク三部作〉開演!
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いいか、よく見ろ。
終わりが来ても、
このとおり、
何度でもよみがえる。

「奇妙な惑星」博物館の保管室に
勤務する十四歳のオリオ。

師匠のベルダさんと二人、
世の中のあらゆるものを記録し保管すべく
作業に勤しんでいた。

そんなある日、ベルダさんが死んだ。
自殺か、病気か、事件か。

原因がわからぬまま、
オリオは保管室の責任者を
引き継ぐことになる。

ところが――。

ベルダさんが記録に使用していた
万年筆のインク、
〈六番目のブルー〉の在庫がない。
あれなくして記録作業はできない。

幻のインクを求めるオリオの旅が始まった。