井上 靖 : 氷壁 ☆☆☆・・


G.W.に山に入れなかったので、少しだけでも山気分を味わうために読みました。
読みやすかったけど、『神々の山嶺』の方が面白かったかな。

奥穂高の難所に挑んだ小坂乙彦は、切れる筈のないザイルが切れて墜死する。小坂と同行し、遭難の真因をつきとめようとする魚津恭太は、自殺説も含め数々の臆測と戦いながら、小坂の恋人であった美貌の人妻八代美那子への思慕を胸に、死の単独行を開始する…。完璧な構成のもとに雄大な自然と都会の雑踏を照応させつつ、恋愛と男同士の友情をドラマチックに展開させた長編小説。

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