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イラストと文章を交互に読むと味わい深い。

独自の世界観で人気を集め、数多くの装画やグッズデザインなどを手掛けるイラストレーター、三好愛による初のイラスト&エッセイ集。
くだりのエスカレーターが苦手、あの子がお味噌汁とご飯に降格しますように、卒業直前に突然会えなくなった同級生、子供のころ好きだった食べ物「物体A」、人のよい空き巣に遭遇する、『スラムダンク』22巻を繰り返し読む、ドライヤーが動くのをただ見ている……。

身近な日常から淡々とながらも少しずつ退出していく様子は、読みながら半歩外へ小旅行しているような感覚を味わえる。
33篇の文章と33点の挿画、さらにカラーのミニストーリーも収録!
ことばからイラストの着想を得るという著者の「ことば」と「イラスト」の宇宙へ。