ご友人に貸してもらいました。
本の貸し借りって久しぶりでなんだか楽しいですね。
(といっても自分がお貸ししたのは「神秘家列伝」(漫画)..。)
読んでいるときはいつも、RCの「僕の好きな先生」が頭の中に
流れていたことも幸いしたのか、とてもほのぼのしました。

日本の歴史学に新たな視点を取り入れ、中世の意味を大きく転換させた偉大な歴史学者・網野善彦が逝った。数多くの追悼文が書かれたが、本書の著者ほどその任にふさわしい者はいない。なぜなら網野が中沢の叔父(父の妹の夫)であり、このふたりは著者の幼い頃から濃密な時間を共有してきたからだ。それは学問であり人生であり、ついには友情でもあった。切ないほどの愛を込めて綴る「僕と叔父さん」の物語。