
「アルネの遺品」と同様に、
”純粋な人ほど傷つきやすい”、”無邪気な行動にひそむ残虐性”
というテーマが一部に描かれていました。
想像以上にデリケートな人は世の中にたくさんいるんだと思う。
傷つける側にならないよう気をつけないと。
婚約指輪を列車のなかに忘れた若い女性、大道芸に使うナイフを忘れた旅芸人、入れ歯が、僧服が見つかる…。北ドイツの大きな駅の遺失物管理所を舞台に、巨匠レンツが、温かく繊細な筆致で数々の人間ドラマを描き出す。


静かで悲しく、とても奇麗な作品。
子供の世界は残酷です。
心に鎧を着ることを拒み、純粋に生きることを選んだ子供には特に。
一家心中で一人だけ生き残った少年アルネは、父親の友人一家の新しい家族として迎えられる。けれども運命は彼にとってあまりに過酷だった。北ドイツの港町ハンブルクを舞台に、美しいエルベ河畔の自然の中で、ゆっくりと進行する繊細な魂の悲劇。
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