

こちらに記録しわすれてました。とにかくありがたく味わいました。
ブローティガンの初期未発表作品集
無名の青年が、詩や散文を記した原稿を、恋人の母親に託した。「エドナ、ぼくが金持ちで有名になったら、これはあなたの社会保障手当に役立つよ」。初期ブローティガンの瑞々しい未発表作品。


いいです、とても。
この頃が個人的に彼の黄金期のような気がします。
小説で言うと『鳥の神殿』とか『ソンブレロ落下す』『バビロンを夢見て』。
ブローティガンの詩は、世界の彼方からやってきてこの地球に降り立ち、私たちの日常の隣で見知らぬ光景を映し出している。綿毛のようなその世界の向こうには、どきっとするほどのエロチシズムと残酷性がのぞいている。1976年の詩集。

彼の小説は大好きですが、元々は詩人さん。当時の日本の様子が目に浮かんできます。(表紙の画像が見つからなかったので違う画像をひとまず。後日スキャンして差し替えます!)
1976年5月から6月、日本に滞在したブローティガンは、日記をつけるようにこれらの詩を書いた。この1カ月半の瞬間瞬間を、自分たちが死者となった後の永却の時間から捉える、ブローティガン固有の東京日記。

ついに文庫化!数年前図書館で借りて読みましたが手元になかったのでつい買ってしまいました。写真はオリジナル(晶文社)のものです。いいタイトル。
やっぱりいいね。この感じ。
『アメリカの鱒釣り』の作者の傑作短篇集。

血も凍る恐怖小説!?って…。
いつもどおりのブローティガン的なタッチでちょっとSFっぽい作品。
こういう作品から文庫化されればいいのに。

ブローディガン10番目にして最後の小説。
タイトルからは『ビッグ・サー』とか『鳥の神殿』系を想像していたのですが、
予想に反し、とても静かで奇麗な作品。
ブローティガンからレイモンド・カーヴァーへの系譜を描くならば、
この作品がちょうど二人の作家の橋渡し的な役割に位置付けられる
ような気がします。

アメリカの鱒釣り的短篇集。
何でもない話がなんでこんなに心地よいのでしょう。

私の手元にやってきたのは(たまたまですが)新潮文庫バージョン。
表紙がイケててびっくり。
翻訳者の青木さんによる後書きにもありましたが、
まさに、アンチ・ドラマティック、アンチ・ヒロイック。
そして読み終わった後は意外にさわやかな気分。
(但し邦題だけが残念な作品。)
先日読んだ「鳥の神殿」も思い返すとじわじわと面白さが。
ブローティガン熱が再発しそうです。
ここは人々が一番大切な思いを綴った本だけを保管する珍しい図書館。住み込み館員の私は、もう三年も外に出ていない。そんな私がある夜やって来た完璧すぎる容姿に悩む美女と恋に落ちた。そして彼女の妊娠をきっかけに思わぬ遠出をするはめになる。歩くだけで羨望と嫉妬の視線を集める彼女は行く先々で騒動を起こしてゆく。ようやく旅を終えた私たちの前には新しい世界が開けていた…不器用な男女の風変わりな恋物語。

なんでこれがまっさきに復刊、文庫化されないのでしょう。
たしかに代表作にはならないかも知れませんが、この力の抜け具合は
ブローティガンの真骨頂のような気もするのですが..。
彼の作品の中で一番好きです。
数年前に図書館で読んで以来、復刊を待てずついに購入。
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