
ひさしぶりの長編ですね。
いしいしんじファンの方々にも衝撃と困惑が広がっているようです。
コポコポといしいさんの頭の中に湧き出てきたコトバを企みなく書きとめた、
いしいさんの心情そのまま、の作品だったような気がします。
ひとつだけ、教えてくれ。今日は、何月、何日だ——伸び縮みする時間の中で、みずうみは渦巻き、そして落ちていく。『ポーの話』から2年、待望にして著者最高の最新長篇小説!

マグロの話で泣かされたのは生まれて初めて。
いしいしんじさん、一年ぶりにお見かけしたが猫ちゃんの件のせいか、一気に老け込んだ感じ。頑張ってこれまでどおりの良い作品を。
田町のアパートの一室にひっそりとあった闇のバー。酒と詩情溢れる「うつぼかずらの夜」。新宿で世にも可憐なダッチワイフを助ける「天使はジェット気流に乗って」。大海で出会った二匹が築地で思いを遂げる純愛物語「クロマグロとシロザケ」など、東京の街を舞台とする全18篇。『ぶらんこ乗り』の前史時代、原石の魅力が煌く幻のデビュー短篇集。

案の定1日で読んじゃいました。
1話1話はとても短いのに、いしいさんの魅力が凝縮されていて驚きました。
短編集「白の鳥と黒の鳥」よりもずっと良かった。
雪屋のロッスさん、大泥棒の前田さん、似顔絵描きのローばあさん、サラリーマンの斉藤さん…。物語作家の著者が描く、さまざまな人たち、それぞれの営み。あなたは、何をする人ですか?


白い世界での静かなストーリー。植田さんの絵、すてきです。
絵描きの植田さんの住む村に、ある日、母娘が引っ越してきました。娘メリの天真爛漫な明るさに、植田さんも心がほぐれます。そんなメリが、吹雪の夜森で遭難し、病院に運び込まれ…。植田真の絵が彩る、奇跡みたいな物語。


いしいしんじ的奇譚集か。個人的には長編ものの方が好みであります。
耳を澄ませば、すぐ近くに聞こえてくる、小鳥たちのさえずり、住人たちの笑いと息づかい。世界のはしっこで生きぬく幸福な物語。物語の魔法つかい、いしいしんじの愛しき短篇小説集。


私のはじめてのいしいしんじ。木に登りたくなりました。
ぶらんこが上手で、指を鳴らすのが得意な男の子。声を失い、でも動物と話ができる、つくり話の天才。もういない、わたしの弟。—天使みたいだった少年が、この世につかまろうと必死でのばしていた小さな手。残された古いノートには、痛いほどの真実が記されていた。ある雪の日、わたしの耳に、懐かしい音が響いて…。物語作家いしいしんじの誕生を告げる奇跡的に愛おしい第一長篇。


ゆるい、ゆるすぎる。2006年、ふたたび町田康さんとの対談本が出版とのこと。でも実際に対談したのは3年前だとか.。
要注目作家・いしいしんじと共に東京の街を歩きながら、人生について語り尽くす20時間。—路上の大河対談「苦悩の珍道中」に加え、人生相談「町田康のどうにかなる人生」を収録。町田康、初の相談+対談集。

ラブストーリーですよ。最高の。
今後ラブストーリーものを手にすることはないでしょう。
(これもたまたま読んでみたらそうだったのですが。)
いろんなものに、どうしようもなく、とりつかれてしまう男、ジュゼッペが無口な少女に恋をした。哀しくまぶしい、ブレーキなしのラブストーリー。
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