当たり前ですが、カラーでも尾仲さんらしい、格好いい写真。

写真集シリーズ『In-between』全14巻の第3巻。尾仲浩二がラトヴィア、スペインを撮りおろした。
ラトヴィアでは、バルト海に面する小さい町をはじめ、首都リーガからバスで数百キロ移動した田舎町など、それぞれの土地の静かな短い夏の様子を写し取る。
スペインでは、ビルバオ、セビーリャ、グラナダ、バルセロナなど、列車での周遊をつづけながら撮影。青い空と白亜の家々といった、ステレオタイプなスペインのイメージからは遠い風景を、独特の距離感と色彩でとらえている。