どのバージョンは読んだことがあって、どのバージョンは読んだことがないのか
よく覚えていないので、同じバージョンをもう一回読んでしまうことも多々。
どうしてだか、「めくらやなぎと眠る女」を読むと、
カーヴァーの「大聖堂」を思い出します。
全く似たところがないのですが..リズムかな?

古い屋敷で留守番をする「僕」がある夜見た、いや見なかったものは何だったのか?椎の木の根元から突然現われた緑色の獣のかわいそうな運命。「氷男」と結婚した女は、なぜ南極などへ行こうとしたのか…。次々に繰り広げられる不思議な世界。楽しく、そして底無しの怖さを秘めた七つの短編を収録。